姫路でロレックスを修理してくれる時計店はどこ?

時計修理


時計修理ならWATCH COMPANY



公式サイトはこちら↓
時計修理・オーバーホールの【WATCH COMPANY】はこちら



姫路の親父の机の中からぼろぼろのロレックスが、修理できるかな

僕は結婚して神戸に住んでいて、実家のある姫路には季節ごとの挨拶とか、盆暮れには顔を見せる程度の行き来をしていました。子供もおじいちゃんおばあちゃんと呼んで両親になついてくれていたので、しばらくはこのままの幸せが続けばいいなと考えていました。
ところが、急に父が亡くなってしまったのです。母親は私たちには心配かけるからと隠していたみたいなんですが、ガンでした。寝込んで1週間ほどで体調が悪化。帰らぬ人となりました。葬儀も家庭葬で簡素なものでしたが、父の遺品を整理しようと机の引き出しを開けたところ、動かなくなったロレックスが出てきました。ガラスは割れてひびが入り、曇っています。金張りなのですが
真鍮のような鈍い輝きしかありません。修理できる?これ動くのかなと思いました。



時計修理ならWATCH COMPANY



公式サイトはこちら↓
時計修理・オーバーホールの【WATCH COMPANY】はこちら



「姫路で生きてきた証なの」ロレックスを修理して

その壊れたロレックスを見た途端、母の目から涙が溢れました。ぼろぼろととめどなく流れ落ちるその涙を見て、ただならぬものを感じ、何も言えなくなりました。
夕食時、ぼそぼそとご飯をほおばりながら私は恐る恐る母に聞いてみました。「あの時計、何か思い出があるの?よかったら話してくれないか」
ご飯を口に運ぶ箸がとまり、少し震えたかに感じました。しばらくあって、母がかっすれた声で話し始めます。
「あの時計はお父さんに私が買ってあげたものなの。私、お父さんのことが好きでね、結婚してくださいって、私から言ったの。最初は無視されたけど、熱心に頼むものだからとうとうお父さんも折れて、結婚してくれるって」
意外だった。父から聞かされていたのとは正反対だったから。
「私嬉しくなっちゃって、なけなしのお金はたいて、貯金全部使ってこのロレックスをプレゼントしたのよ。」
「ねえ、これ修理できないかしら。父さんと私が姫路で生きてきた証なの。」

姫路の思い出、ロレックス修理に涙が落ちる

それから修理屋探しが始まりました。姫路は今でこそ大きな町になりましたが、関西というよりは中国圏と言った方がいいくらい、関西からは遠いです。店の数も少なく、また、高級腕時計を修理してくれるお店はそんなに多くはありませんでした。現物を持参してみせると途端に顔が曇ります。
「お客さん。これは無理ですよ。中の油は固化しているし、部品もあるかないかわからない。できたとしてもとんでもない費用がかかりますよ。」
あきらめかけていたところに小さな看板が目に留まりました。時計修理いたします。その温かい手書きの文字に引き付けられるように中に入った私は、そこで運命の出会いをすることになりました。一級時計技能修理士さんとの出会いです。
ロレックスをまじまじと見つめていたその目に光が宿りました。
「これ、直ります。何とかやってみましょう。」
私は姫路中を探し回って、やっと探し当てることができたのです。ぼろぼろのロレックスの上に涙が落ちました。



時計修理ならWATCH COMPANY



公式サイトはこちら↓
時計修理・オーバーホールの【WATCH COMPANY】はこちら



コメント

タイトルとURLをコピーしました